日本フィールド＆マリンエンジニアリング株式会社

本装置は、海水を電気分解することで発生する次亜塩素酸を船舶の海水取水口に注入し、貝の幼生付着・成長による取水口の閉塞を防止する装置です。最大の特徴はメンテナンス性に優れた電解槽にあり、独自の二重螺旋水流構造により電気分解で副次的に発生する水酸化マグネシウム等の化合物の堆積を抑止します。 シンプルで耐久性の高い制御装置と併せ30年以上の実績があります。就航船への搭載や換装にも対応いたします。

本装置は、海水中で軟鋼を電気分解して第一鉄イオンを作り、冷却水配管に供給して冷却器（クーラー）内に水和酸化鉄の皮膜を形成させることで冷却器の配管内面を防食する装置です。 薬剤注入方式に比べ、薬品の管理や保管に気を配る必要がなく、維持管理も容易です。海水が取水できる沿岸部の陸上プラント設備での導入実績もございます。

船舶の煙突より排出される含塵ガス中の煤塵をパイロスクリーンの目を通すことにより効果的に集塵、除塵して飛散を防止する装置です。特に出入港時および岸壁接岸中に発生する煤塵が、周辺に飛散しカーゴダメージを引き起こすトラブル防止に役立っております。 パイロスクリーンは、脱着が簡単で、また素材がステンレス鋼ですので、集塵後の回収や洗浄が容易に行え、メンテナンス性に優れております。

舶用燃料油の低質化や粗悪化に起因して発生する様々なトラブルや諸問題の対応のため、SELECTは開発されました。本装置は、多孔板型エレメントを採用し蜜蜂の巣箱型構造（75μ厚の薄板に多数の特殊形状穴を作りこの板を積層させた構造）とすることにより、 処理流量の確保と異物に対する分離効果を向上しています。また、回転部や高圧力になる部分が無いため、通常運転時の安定性・安全性が保たれ、メンテナンスが容易であると共にエレメントは洗浄による機能回復をもって繰返し使用ができます。